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第11問 睡眠時無呼吸症候群はEDのリスクファクターである?

この問題のコメンテーター
千葉クリニック
院長 内山 和郎先生

昭和61年 京都府立医科大学卒業。宇治徳州会病院、東京医科歯科大学病院第4内科及びその他関連施設を経て、
平成8年 千葉県千葉市に富士見クリニック開院。平成11年に千葉クリニックを開院、現在に至る。
泌尿器科専門医、日本性感染症学会 会員、日本エイズ学会 会員

睡眠時無呼吸症候群はEDのリスクファクターである?

内山先生のコメント

回答 はい

睡眠時無呼吸とは、睡眠中に呼吸が止まったり(無呼吸)、気道の空気の流れが弱くなったりする状態(低呼吸)が何回も起こる状態で、一般的には10秒以上の無呼吸または低呼吸が1時間に5回以上ある場合を異常としています。そして、昼間の眠気、集中力の低下、不眠(目が覚める)などの自覚症状が問題となる場合を、睡眠時無呼吸症候群(sleep apnea syndrome: SAS)と言います。

ED診療ガイドライン[2012年度版]にもEDのリスクファクターの一つとして睡眠時無呼吸症候群(SAS)が記載されています。SASを合併したED患者さんを経鼻的持続陽圧呼吸療法(CPAP)で1ヶ月間SASの治療をしたところ、76%の患者さんでEDが改善したという報告があり、CPAPのみでEDの改善効果が期待出来ると報告されています。またSAS合併ED患者さんを対象に、ED治療薬単独とED治療薬とCPAPの併用療法を比較した結果、併用療法でEDの治療効果が更に高くなることも報告されています。

しかし、ED治療薬は鼻閉を起こすことがあり、SASを悪化させる可能性があることから安易に服用せず、専門医に相談頂きたいと思っております。

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