ED治療薬は医師の処方が必要な医薬品です。インターネットなどでの個人輸入によるED治療薬の安易な使用はお控えください。
ED治療薬は医師の処方が必要な医薬品です。インターネットなどでの個人輸入によるED治療薬の安易な使用はお控えください。
あなたは性機能の衰えを感じたとき、「もうそっちからは引退してもいい。いい年齢なのだから」と考えるかもしれません。でも、もしそれが他の疾患と関連しているものだったら、放っておけるでしょうか。実際、「性機能の不調=ED」を訴える中年男性の多くが、動脈硬化の原因となる疾患を持つことがわかっています。それほど、動脈硬化はEDと深い関係にある病気ともいえます。動脈硬化は高血圧、糖尿病、脂質異常症などと関連が深いことが知られていますが、EDも同様に深い関係にある病気なのです。
仕事や人間関係のプレッシャー、時間に追われる、疲れているなど、日常生活で多くのストレスを抱える日本人男性は、「自分がEDになったのはストレスのせいだ!」と考えてしまう傾向があるようです。確かにEDには心因性のものがありますが、50代以上では、多くの場合動脈硬化が原因となっている混合型 EDも多いため、自己判断で「いつか治る」と放っておくのは、あまり得策ではありません。EDの克服に向けて、まずは気軽に医師に相談してはいかがでしょうか。
もしかしたら、軽度から中等度のEDかもしれません。もし、完全に勃起しなくなったとしたら、それはかなり重度のEDであり、そのような症例はあまり多くないのが実状です。ED克服・解消の第一歩としてぜひ一度、医師にご相談されてみてはいかがでしょうか。ED治療については、「たまに勃起しないことがある」、「勃起できるか不安になる」などご本人が勃起に満足を感じられない場合も、十分にEDの治療対象となります。
診察の結果、EDであると診断がつき、ED治療薬を服用するにあたり支障がないと判断されれば、医師の判断によりED治療薬が処方されます。このように、EDに関して一連のチェックができる科であれば、泌尿器科ばかりでなく、内科でも整形外科でも改善に向けたED治療を受けることができます。
ED治療を希望することを「はずかしい」と思っていませんか。EDは医学的な見地からもきちんと病気として理解されているので、全くはずかしがる必要はありません。 EDはペニス部分だけが正常に機能しなくなる病気ではなく、自分では気付かない動脈硬化の進行や神経の障害、精神的なストレスなどが原因となる病気です。つまり、ED治療を受けることは、これらの根本的な原因を把握することで第2の病気を発見することにもつながります。 また、EDによって引き起こされる男性としての自信喪失は、職場や家族の中での自信の低下につながり、日常生活のさまざまな面に悪影響を与えるといわれていますので、こうなる前に、早めに治療を受けることが大切です。ぜひ、はずかしがらず気軽に医師に相談してみましょう。
「ED治療。まずは、主治医に相談することから始めましょう」
ED症状を自覚しているにもかかわらず、「ED治療薬に抵抗がある」、「一度使ったがやめてしまった」、という方が意外と多いようです。その背景には、「いつ飲めばいいんだろう?」「効果はいつ始まる?」、「もうすぐ効果が消えてしまうのでは?」というEDを克服しなければという焦りやプレッシャーや、「服用にあたって食事を我慢する必要がある」などの制約があったのかもしれません。このような心配のある方は、お医者さんに相談してみてはいかがでしょうか。
ED治療薬は勃起を「助ける」薬であって、決して精力剤や催淫剤ではありません。実際、ED治療薬を飲んだからといって、ムラムラと性欲が高まることはありませんし、早漏が治るわけでも、絶倫といえるような精力が得られるわけでもありません。あくまでも、ED治療薬は十分な勃起が得られない人が、勃起しようとするのを助けるために用いる薬なのです。
ED治療薬はペニスを無理やり勃起させるのはなく、勃起しようとするのを助け、それを維持させるお薬です。そのため、通常の場合と同様、性的刺激がなければ勃起は起こりません。お薬を飲んだ直後でも、はずかしくて電車には乗れないなどということはありません。ED治療薬は、EDになる前の、自然に反応する状態を取り戻すことを助けるお薬なのです。
ED治療薬の勃起も射精によって解消されるので、通常の場合と何ら変わりはありません。
勃起、射精、性行為そのものがある程度うまくいくようになったら、薬の量を減らしてみる、調子の悪いときだけ飲むようにするといったことが可能になることもあります。これは、一般的なお薬の考え方と同様です。ただし、EDの原因は個人によって異なりますので、自分で判断をせず、かかりつけ医に相談の上決めていきましょう。
ED治療薬はペニスを無理やり勃起させるのはなく、勃起しようとするのを助け、それを維持させるお薬です。そのため、通常の場合と同様、性的刺激がなければ勃起は起こりません。ED治療薬は、性的刺激に応じた、自然な反応が得られるのを助けるだけなので、ED治療薬の効果がある時間中、勃起し続けるということはありません。
ED治療薬はペニスを無理やり勃起させるのはなく、勃起しようとするのを助け、それを維持させるお薬です。そのため、通常の場合と同様、性的刺激がなければ勃起は起こりません。「ED治療薬の勃起だからいつもと違う・・・」ということもありません。
ED治療薬を飲んだだけでは勃起は起こらず、ましてや性的刺激もなければ勃起することはありません。効果は時間が経てば消失し、薬を飲んでいなかった状態に戻ることになります。
ED治療薬は勃起を助ける血管拡張薬
勃起は性的刺激で陰茎の動脈が拡がり、陰茎海綿体が充血することで起こります。この際、血管を拡げるために重要な物質cGMPが産生されます。多くのEDはcGMPの産生量が少ないことから起こると考えられています。cGMPはPDE(陰茎にあるものはPDE-5という種類になります)と呼ばれる酵素で分解されることがわかっており、ED治療薬はこのPDE-5を抑えることで、陰茎のcGMPが分解されるのを妨げ、それによって勃起を助け、維持させるお薬なのです。性的刺激を強めたり、神経を興奮させたりする作用はありません。
ED治療薬が効かなかったといわれる患者さんには、薬を服用する前後に多量のアルコールを飲んでいる方がいらっしゃるのではないでしょうか。過度なアルコールは大脳に対して抑制的に働くので、性的な興奮も抑えられ、ED治療薬を飲んでも勃起しづらい、もしくはしないことが考えられます。ED治療薬を服用する際には、酒量は適度に抑えたほうがいいでしょう。