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みんなの誤解度をかんたん診断~みんなの回答結果とED治療の経験豊富な医師の回答~

第9問 喫煙はEDのリスクファクターである?

この問題のコメンテーター
浜松町第一クリニック 上野院
院長 大久保 暁司先生

1999年に日本医科大学を卒業後、日本医科大学付属病院、東戸塚記念病院 外科を経て、
006年に浜松町第一クリニックへ、2008年に浜松町第一クリニック上野院 院長となり現在に至る。

喫煙はEDのリスクファクターである?

大久保先生のコメント

回答 はい

EDのリスクファクターの一つに喫煙があります。2012年に発行された「ED診療ガイドライン」にも「喫煙者では、EDの発症率が高く、EDの一次予防としてできるだけ喫煙しないこと(受動喫煙も含む)」と禁煙が推奨されています。

喫煙は血圧上昇や酸化ストレスの増加を介して血管内皮細胞を障害します。その結果、NO(一酸化窒素)などの血管作動物質の産生が減り、 臓器としての血管の機能に障害がでることは良く知られています。そのため、喫煙は冠動脈疾患(心筋梗塞や狭心症)のリスクファクターであるのと同時にEDの独立したリスクファクターであると考えられています。

ニコチンには血管を収縮させる強い作用があります。陰茎は複雑な血管網で構成されているため、ニコチンにより血液の循環が悪くなるとEDになりやすくなります。疫学調査でも喫煙者と非喫煙者を9年間フォローした結果、喫煙者では非喫煙者の2倍の中等度もしくは完全EDを発症したとの報告があるのです。

EDでお悩みの方、タバコとEDの関係が気になる方、そして心当たりのある方は気軽に専門医師に相談してみてください。

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