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ED対策、みんなはどう思ってる?~投票結果にED治療の経験豊かな医師が答えます~

第11回:自分もそろそろ若くないと考えるきっかけになることは?

この投票結果のコメンテーター
飛田医院
飛田 収一先生

日本泌尿器科学会専門医・指導医、日本癌治療学会
昭和51年 京都大学医学部卒業。京都大学医学部泌尿器科、京都市立病院泌尿器科部長を経て、平成17年 飛田医院を開業、現在に至る。

自分もそろそろ若くないと考えるきっかけになることは?

飛田先生のコメント

40代を過ぎた男性では「若い時とは違う自分」を自覚することが多くなると思います。今回の結果では、性欲の減退、セックス回数の減少、勃起の低下・障害が54%と過半数を占めていました。
上記4つの項目はどれも年齢を重ねるにつれ男性が直面するものですが、同時に重なって起こることもあり、このような身体の変化は中年男性がのり越えなければいけない“危機”ともいえるでしょう。しかし、適切な対応で克服するこができると思います。

この体調変化の背景のひとつには、NO(エヌ・オー:一酸化窒素)と呼ばれる体内物質の減少が関係している可能性があります。NOは血管や臓器で作用し、そこにある筋肉を弛緩させる働きがあります。たとえば、勃起は海綿体にある動脈が拡張し、血液がたくさん流入して起こる現象ですが、海綿体のNOが減少すると勃起が起こりにくくなります。ED患者さんでは、さまざまな原因により、このNOの放出量が少ない「no No, no erection」と考えられています。また、中年男性によくみられる頻尿も、NOの減少による可能性が示唆されています。さらに動脈硬化でも、NOの減少が血管の老化に関与していると言われています。
つまり、中年以降の男性にとってNOは健康的に暮らすために必要な物質なのです。

勃起機能障害の治療には、NOの働きを活性化させると同時にNOを増やすED治療薬が広く使われています。国内で最初のED治療薬が発売され10年が経過していますが、その間に第2、第3のED治療薬が発売されております。これらは副作用や依存性などはほとんど無く、比較的安心して使用できる薬剤です。性欲の減退、セックス回数の減少、勃起の低下・障害などの症状でお悩みの方、そして心当たりのある方はお早めに専門医による適切な診療とアドバイスを受けることをお勧めします。

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