ED治療薬は医師の処方が必要な医薬品です。インターネットなどでの個人輸入によるED治療薬の安易な使用はお控えください。

みんなの誤解度をかんたん診断~みんなの回答結果とED治療の経験豊富な医師の回答~

第4問 インターネットで購入できるED治療薬はホンモノである?

この問題のコメンテーター
医療法人社団恒正会 そねクリニック
院長 曽根 正好先生

昭和57年北海道大学医学部卒業後、東京女子医科大学第4内科勤務や虎ノ門病院腎臓センター勤務を経て
平成14年にそねクリニック開業、現在に至る。

インターネットで購入できるED治療薬はホンモノである?

曽根先生のコメント

インターネットの普及に伴い、オンライン上で買い物をしたり、オークションを楽しんだり、物事を調べたりとインターネットは我々の生活の一部になっています。気軽にインターネットを楽しめるようになったこともあり、個人輸入サイトで気軽にED治療薬を購入される方が増えているのも現実です。

2009年に国内でED(勃起不全)治療薬を製造・販売している4社(ファイザー株式会社:バイアグラ、バイエル薬品株式会社:レビトラ、日本イーライリリー株式会社・日本新薬株式会社:シアリス)が合同で実施した調査によると55.4%がニセモノであったという報告が出されています。

https://www.ed-care-support.jp/fake/fake.php#02

鑑別したED治療薬を見てみると、ホンモノに極めて類似した色・形状をしたものもあったり、直接比較しなければ、ニセモノと判別するのが困難なモノもあります。また海外で製造されたジェネリック医薬品(後発医薬品)であると欺いて販売されている場合もあるようです。 また昨年実施された調査によると、ED治療薬を服用している9割以上の方が、ED治療薬のニセモノがインターネット上に出回っていることを認知しているにも関わらず、自身の購入したED治療薬は、9割以上の方がホンモノと過信して使用していることが分かっています。また、偽造品のリスクに対しての認識も低く、4割の方々がインターネット購入のED治療薬で副作用を経験していたり、9割の方が副作用が出ても放置するなど、健康被害の原因とも言えるような利用実態が明らかになっています。

「恥ずかしい」、「医療機関に行くのが面倒」といった理由で受診をためらい、インターネットでED治療薬を個人輸入することは、他の医薬品との併用により思わぬ健康被害が懸念されたり、何が含まれているかわからない物質を服用することによって引き起こされた健康被害は対処方法がわからないまま重大な事態を引き起こす可能性もあります。安易にインターネットでED治療薬を購入するのではなく、気軽に医療機関を受診して自分の症状にあった適切な治療を受けましょう。

「みんなの誤解度をかんたん診断」は、このページに掲載されている医療機関を限定して推薦するものではございません。皆様が受診される医療機関に関しては、ご自身でご判断の上、選択してくださいますようお願い申しあげます。スムーズに受診するために、まずお電話で予約されることをお奨めいたします。
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