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ED対策、みんなはどう思ってる?~投票結果にED治療の経験豊かな医師が答えます~

第10回:この一週間、Morning Erection(起床時の勃起現象)を何回自覚しましたか?

この投票結果のコメンテーター
たわだ泌尿器科
多和田 俊保先生

日本泌尿器科学会指導医・専門医、日本性感染症学会、日本尿路結石症学会
昭和63年、名古屋市立大学医学部卒業。名古屋市立城西病院泌尿器科、常滑市民病院泌尿器科部長を経て、平成15年、たわだ泌尿器科を開業、現在に至る。

この一週間、Morning Erection(起床時の勃起現象)を何回自覚しましたか?

多和田先生のコメント

早朝勃起は健康な男性に起こる自然な現象です。健康な男性の場合、夜間睡眠中、とくにレム睡眠時に勃起が何度か起こります。EDを自覚している人でもこの勃起が起こっているのであれば、勃起機能に問題はありません。今回の結果では、起床時の勃起現象が『全くない(0回)』と『時々(1~3回)』と回答された方が全体の8割弱を占めていました。起床時の勃起現象の喪失は、加齢のせいと思われている方が多いと思いますが、EDが隠れていることがありますので注意が必要です。

EDは心理的な問題や血管の動脈硬化など身体の問題によって起こりますが、この2つが重なったケースが結構多いのです。しかし、早朝勃起がみられるのであれば、身体の問題はあったとしても軽微ではないかと考えられます。診療の際に、「早朝勃起はありますか?」と聞くことがあるのは、こういうことを確認するためです。
また、国際勃起機能スコア5(通称IIEF-5)という世界的に広く使われている問診表を用いて問診を行ないますが、IIEF-5以外に起床時の勃起現象(早朝勃起)の有無も重要な評価ポイントになります。EDが疑われる場合には、自慰のときの勃起や射精の状態、パートナーとの関係、日常生活や生活習慣、喫煙・飲酒状況、手術歴、現在かかっている病気や飲んでいる薬などを把握することで、EDの原因を絞り込むのです。

起床時の勃起現象(早朝勃起)の状況は、EDのバロメーターでもあります。ED治療によって起床時の勃起現象(早朝勃起)を回復された患者さんには、生き生きとされる患者さんも沢山いらっしゃいます。ED治療は単に男性本来の機能を取り戻すだけでなく、メンタル面での効果もあるようにも思います。

一度、自分の起床時の勃起現象(早朝勃起)の状況を意識して確認してみてはいかがでしょうか。そして、何か気になることのある方は一度お気軽に医師に相談してみてください。

「ED対策、みんなはどう思ってる?」は、このページに掲載されている医療機関を限定して推薦するものではございません。皆様が受診される医療機関に関しては、ご自身でご判断の上、選択してくださいますようお願い申しあげます。スムーズに受診するために、まずお電話で予約されることをお奨めいたします。
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