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ED対策、みんなはどう思ってる?~投票結果にED治療の経験豊かな医師が答えます~

第15回:健康のためによいと言われている自転車通勤、1日あたりどのくらい乗るとEDになりやすい?

この投票結果のコメンテーター
浜松町第一クリニック横浜院
院長 渡邉 泰治先生

1988年聖マリアンナ医科大学卒業後、聖マリアンナ医科大学付属病院消化器科・一般外科を経て、
2007年に浜松町第一クリニック医長に就任。2009年に浜松町第一クリニック横浜院院長に就任。
現在に至る。

健康のためによいと言われている自転車通勤、1日あたりどのくらい乗るとEDになりやすい?

渡邉先生のコメント

今回は投票のおよそ半数が、「特にない」、25%が「1時間もしくは2時間」の回答結果になりました。
最近、通勤に自転車を使ったり、余暇にサイクリングを楽しんだりする人が増えています。
日常生活に運動を取り入れることは、血行を促す働きがあるので、
生活習慣病の一種であるED(勃起障害)予防にも役立ちます。
しかし長時間自転車に乗ることによって、EDが発症することもあるのです。

自転車に長時間乗ることで、会陰部(股の部分)にある、陰茎海綿体とつながる動脈が損傷を受けることがあります。
また会陰部には、勃起機能に関係する神経が通っているので、神経障害を起こす可能性もあり、 EDを発症することにもつながります。特に、最近流行のスポーツタイプの自転車では前傾姿勢が強いため、
より勃起にかかわる神経や血管を圧迫するようです。
国際性機能学会が発行する論文誌「The Journal of SexualMedicine」(2008年8月号)にも、
「ロードレースタイプのサドルは、EDになるリスクが高い」と報告され、サドルが細いことも強い圧迫を助長するようです。
またサイクリングの盛んな米国では、約300万人が「サイクリングによるED」という説もあります。
このことから、自転車を日常的に長時間利用する人は、EDになる可能性があります。
目安として、片道1時間、往復で1日2時間以上毎日乗る人は注意が必要です。
何事も度を超せば、効果よりも弊害が現れます。

EDでお悩みの方、そして心当たりのある方は気軽に医師に相談してみてください。

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